BEFORE
AFTER
こんにちは!
本日ご紹介させていただくのは、前回に引き続き
入間市にお住いの「T様邸漏水補修工事」です。
前回ご紹介させていただいた「ベランダ防水工事その3」では
塩ビシート敷設までの様子をご覧いただきました。
今回ご紹介させていただくのは
「T様邸漏水補修工事~ベランダ防水編その4~」
です。
ドレン部補強までの様子をお伝えしていきます。
それでは早速見ていきましょう!
先ずは
「塩ビシート融着作業」
です。
前回の最後にご紹介した「塩ビシート」を、
接着させていきます。
塩ビシートの重なり部分や、
塩ビ鋼板に接着させる時の方法は2つあります。
溶剤を使用して接着させる「溶着」と、
熱風溶接機という工具を使用して接着させる「融着」です。
下地への張り付けは、シート全面に接着剤を塗って張り付ける方法と、
誘導加熱装置を使用して部分的に固定する方法がありますが、
それはまた今度ご紹介しますね。
上の写真で手に持っているのが「熱風溶接機」です。
先端にノズルをつけて使用します。
イメージとしては大きなドライヤーのような感じで、
熱風機の温度は800℃にもなります。
先端に付けた平型ノズルをシートの間にはさみ、熱風を送ることで、
シート同士を溶かしながら融着させていきます。
この時、上から手や押えローラー等を使用し、
シートを押えながら圧着していきます。
入隅部分の塩ビ鋼板に、塩ビシートを融着させていきます。
ここで少しの隙間が出来てしまうと雨水が入り込んでしまうので、
しっかりと融着させていきます。
左手に持っているへらで
隙間が出来ないように押さえつけていきます。
この入隅部分の塩ビ鋼板ですが、これがあることにより
塩ビシートに直接穴を開けたりして固定する必要がないため、
防水性が非常に高くなります。
実際、目に見えないような小さな穴でも
雨水は侵入してしまうことがあるから、怖いですよね💧
さぁ、どんどんくっつけていきましょう!!
入隅部塩ビ鋼板との、塩ビシート融着作業が完了しました。
浮いている箇所もなく、きれいに融着できました。
さすが職人さんですよね✨
続いては
「立上り塩ビシート融着作業」
です。
立上り部分からの雨水の侵入を防ぐために、
塩ビシートを融着していきます。
余分なところは、カットして調整していきます。
カットが終わったら、またまた登場の「熱風溶接機」です。
熱風溶接機を使用して、融着していきます。
手前に見える木の持ち手の道具は
「ステッチャーローラー」という道具です。
立上り部分の塩ビシートが融着できました!!
続いては
「端末シーリング打設作業」
です。
端末シーリング打設作業とは、
部材と部材の間の取合いをシーリング材で埋め、
気密・防水性を確保する作業のことです。
建物には、外壁と床の端部、笠木の立上りと床、
さらに言うとバルコニーや廊下の排水溝の入隅などの
隙間の取合いに、端部にシーリング材を充填する事で、
建物に水が浸入しないようにします。
現在では、端末シーリングとして表記されているものとして、
廊下の床や階段に塩ビシート張りを行った際、壁とシートの隙間に
端末シーリングを充填する事や、
防水工事前の壁と床の取合いに端末シーリングを充填する事が多いようです。
何故なら雨漏りは、壁と床の取合いによる隙間からが多く、
特にこの部分は、脆弱である為、事前に処理しておく事が重要だからなのです。
均し作業というのは、
専用のコテで内部に隙間が出来ないよう、
均等にシーリング材を押し込んで均していくことを言います。
端末シーリング打設作業が完了しました。
今回ご紹介する最後になりました、
「ドレン部補強シート融着作業」
です。
ドレン部分は角が多いため、とても脆くなってしまいます。
ですから、コーナーパッチというものを張り付けて、
補強しておきます。
写真の中の丸いシートがコーナーパッチです。
バッチリ補強されていますね!!
これでドレン部分塩ビシート融着作業が完了しました。
この続きは次回
「T様邸漏水補修工事~ベランダ防水編その5~」
でご紹介させていただきます。
お楽しみに!!
雨漏り補修工事、調査はお気軽にご相談下さい。
雨漏り調査修理アマモリトメル
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