BEFORE
AFTER
こんにちは!
本日ご紹介させていただくのは、前回に引き続き
入間市にお住いの「T様邸漏水補修工事」です。
前回ご紹介させていただいた「ベランダ防水工事その2」では
絶縁シートの敷設作業の様子をご覧いただきました。
今回ご紹介させていただくのは
「T様邸漏水補修工事~ベランダ防水編その3~」
です。
塩ビシート敷設までの様子をお伝えしていきます。
それでは早速見ていきましょう!
先ずは
「入隅塩ビ鋼板の取付作業」
です。
皆さんは「入隅」ってどこの部分の事だかご存じですか?
「入隅」とは建築用語で
壁など二つの面が出合った所の内側の部分。へこんで見える側
のことを言います。
つまり今回は、
「壁の部分と、ベランダの床が接するところ」
のことを表しています。
そして「塩ビ鋼板」と先程から何回か出てきていますが、
これは塩化ビニル鋼板の略称で、
紫外線による変色の少ないポリ塩化ビニル樹脂をコーティングした鋼板のことを言います。
腐食環境や酸性雨に強く、色やサイズ、形や材質が豊富なので、
外装材としてよく使われています。
後に出てくる塩ビシートを接着させる為に、
塩ビ鋼板を入隅部に取付けていきます。
塩ビ鋼板があることにより、シートの端が剥がれるのを防止してくれます。
塩ビ鋼板の取り付けもバッチリですね!!
ちなみに・・・。
鋼鈑と鋼鈑の間は、あえて2mmから5mm隙間を空けます。
なぜかというと地震などの揺れで、塩ビシートが引っ張られたとき、
破けたりしないようにするためです。
ドレン部分にも入隅塩ビ鋼板を取付ていきます。
取付が完了しました!!
次は
「改修ドレン取付作業」
です。
ドレンとは排水口のことを言います。
ベランダが原因の雨漏りの際、
このドレンやドレン廻りの接合部が原因となっていることが多々あります。
ですから、改修ドレン取付作業は重要になってきます。
しっかり寸法を調整していきます。
さて、このドレンとは先程もお話ししたように排水口のことをいいますが、
何を排水するためにあるでしょうか?
そうですよね、雨です!!
梅雨の時期や、台風、最近ではゲリラ豪雨などもあり、
たくさんの雨がベランダに降り込んできた際に
雨樋へと排水するためにあります。
しかしそのドレンが詰まっていてはどうでしょうか?
ご想像通りベランダがプールのようになってしまいます💦
それでは「雨漏りしてください」と言っているようなものです💧
そうならないためには、ドレンのメンテナンスが大切です!!
では、具体的にドレンのメンテナンスとは、
どのようなことをすればよいのでしょうか。
ポイントは3つ。
「異物は取り除く」「隠さない」「掃除をしよう」
この3つのポイントを押さえておけば、
そう簡単にはドレンが詰まることはないと思います。
①カバーの異物は取り除く
ドレンには網状のカバー(ストレーナー)が掛かっていますが、
そこに落ち葉やゴミなどの異物はたまっていませんか?
たまりすぎると雨水の流れが悪くなりますから、
直ぐに取り除きましょう!!
②ドレンを隠さない
バルコニーに植物を並べているお宅もあるかと思います。
素敵ですよね。
しかし、ドレンが隠れてしまっている場合は問題です💦
もし、フラワースタンドの下にドレンが隠れてしまっている場合は、
ドレンの状態のチェックができませんよね。
それにプランターや植木鉢からの砂も、
ドレンつまりの原因になってしまいます。
植物を並べる場合には、ドレンを避けて置きましょう。
ドレンのまわりに砂などの異物がたまっていないか、
日頃からチェックを行い、
たまっている時はこまめに取り除きましょう。
③ドレンの掃除をしてみましょう
ドレンの周りはもちろん、ドレンへと繋がる排水溝や、
ベランダ全体の掃除は大切です!
雨水がドレンの周りにたまっているのを見つけた場合は、
流れが悪くなっている可能性があるので、掃除が必要です。
また、強い風が吹いた次の日や、大雨が予想される前日、
落ち葉が増える秋などは、ドレンの状態のチェックも兼ねて、
掃除をする習慣をつけましょう!!
改修ドレンの取付作業が完了しました!!
続いては
「ディスク盤取付作業」
です。
この「ディスク盤取付作業」というのは、
絶縁シートを固定し、
塩ビシートを融着させるために行う作業です。
シート防水工事の施工方法は、
接着剤で貼り付ける密着工法と、
固定用の金具を用いる機械式固定工法の2種類があります。
今回採用した施工方法は、機械式固定工法です。
密着工法は建物のコンクリートが含む湿気の影響を受けやすく、
シートと下地の間が密着している為水分の逃げ場がなく、
経年劣化によって防水層が膨れ、
衝撃を受けるとシートが破れることがあります。
それに対して機械式固定工法は、
下地とシートをピッタリ密着させず、
下地とシートの間に通気性のある絶縁シートを挟んで固定するため、
水分や湿気を逃して防水層の膨れを防ぐことができます。
また、下地の亀裂やダメージを完全に処理する必要がなく、
既存の防水層はそのままにして施工ができるので、
工期を短縮して費用を抑えることができます。
続いては
「立上り塩ビ被覆鋼板 取付作業」
です。
立上り部分にも塩ビ被覆鋼板を取付けていきます。
立上り部分の塩ビ被覆鋼板も全て取付が完了しました。
いよいよ塩ビシートの登場です!!
この回最後のご紹介になります。
「塩ビシート敷設作業」
です。
「塩ビシート」とは、
正式にはポリ塩化ビニル樹脂を主成分とした
合成高分子系防水シートのことを言います。
日当たり具合や環境により変わりはしますが、
メーカー発表の耐久性は約15~20年と言われております。
塩ビシート敷設が完了しました。
次回は
「T様邸漏水補修工事~ベランダ防水編その4~」
の中で、この塩ビーシートを融着させていくところを
ご紹介させていただきます。
お楽しみに!!
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