BEFORE
AFTER
こんにちは!
今回皆様にご紹介するのは
S市G様ベランダ防水工事及び屋上防水修繕工事
~屋上防水修繕工事編~
です。
前回、現場調査の際に見られた「雨漏り箇所」についてご紹介させていただきました。
ご興味のある方は
S市G様ベランダ防水工事及び屋上防水修繕工事~雨漏り原因箇所編~
をご覧ください。
それでは早速、見ていきましょう!
前回、屋上防水シートの膨らみについて少しご紹介しましたが、
ここでもう一度皆様にご覧いただきたいと思います。
このように、防水シートの膨らみが各所で見られました。
ではなぜ、このような膨らみが出来たのでしょうか?
防水シートが膨らむということは、
防水層の下に空間が出来ているか、
もしくは水が入り込んでいる証拠といえるため、
雨漏りが発生する可能性が非常に高くなります。
更に、
防水シートが膨らんでしまってる以上、
シートは破れやすくなっています。
ですから、もし防水シートの膨らみを見つけた際は
そのまま放置せず、
なるべく早くメンテナンスを行いましょう!
はじめに、
仮設足場を設置し、工事に取り掛かります。
前回ご紹介した通り、
水切り金具が雨漏り原因箇所であると判明しましたので、
既存水切り金具とその上部タイルのハツリ作業を行います。
ハツリ作業後、清掃及び養生作業を行い、
次の作業である高圧水洗浄へと作業を進めていきます。
屋上防水工事の施工方法は、大きく分けて
3種類あります。
それぞれ特徴がありますので、簡単にご紹介いたします。
〇塗膜防水・・・液状の防水材を塗る工法
〇アスファルト防水・・・溶解アスファルトと、アスファルトシートを積層する工法
〇シート防水・・・ゴムや塩化ビニールで出来たシートを貼り付ける工法
今回の工事は「シート防水」による工事となります。
ゴム製や塩化ビニールのシートを専用の接着剤や機械で施工箇所に固定し、
水の侵入を防ぎます。
シート防水は防水工事の中でも
「耐久性に優れている」のが特徴で、
広い範囲を一度に施工することができ、工期を短縮することが可能となります。
その一方で、
シート防水は室外機や受水槽が設置されている箇所や、
凹凸が多い箇所には不向きな工法となります。
このように、
それぞれの工法によって向き不向きがありますので、
防水工事をお考えの際は、
専門的知識を兼ね備えたモスグリーンナチュラルにご相談ください。
現場の状況などから
最適な工法による工事を施工させていただきます。
今回施工するシート防水は、大きく分けて
2種類の施工方法があります。
1つ目は、
接着材を使用してシートの貼り付けを行う
「密着工法」です。
2つ目は、
接着剤を使用せず防水シートを下地から浮かせて固定する
「機械的固定工法」です。
今回の工事では、2つ目の
「機械的固定工法」での施工となります。
機械的固定工法は、
まず下地と防水シートの間に絶縁シートを挟みます。
先程からご覧いただいている写真の「黄緑色のシート」が絶縁シートになります。
この絶縁シートに、
防水シートを固定するための専用器具(ディスク盤)を取り付けます。
そしてその上に塩化ビニールの防水シートを敷き、
固定をしていきます。
床面に続いて、立上り部にも塩ビシートを貼り付けていきます。
塩ビシートを敷き込み後、
固定するためのディスク盤に塩ビシートを溶着させていきます。
機械的固定工法は接着剤でびっしりと貼り付けることをしないので、
下地に含んだ水分や湿気を絶縁シートを通して効率的に逃がすことができます。
その為、
防水層の膨れを防止することができるということが大きなメリットです。
更に、
下地に直接接着しないことから、
下地の亀裂や痛み等の影響を受けることがほとんどないため、
下地調整を必要としないことが多く、
既存防水材の撤去も不要といった点も大きなメリットとなります。
入隅出隅部分など、どうしても脆くなってしまう部分には
塩ビシートの補強作業を行います。
塩ビシート補強作業後、
新規改修ドレンを取付けます。
そして塩ビシート溶着作業が完了すると、
次は新規水切り金具の取付けになります。
雨漏りの原因箇所の補修後、新規水切り金具を取り付け、
防水シーリング打設の為の、マスキング養生をします。
そして防水シーリング打設後、養生を撤去すると・・・
屋上防水修繕工事の完了となります。
以上で、屋上防水修繕工事が完了となりましたので、
次回
S市G様ベランダ防水工事及び屋上防水修繕工事
~ベランダ防水工事編~
をご紹介させていただきます。
雨漏り補修工事、調査はお気軽にご相談下さい。
雨漏り調査修理アマモリトメル
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