BEFORE

AFTER

 

 

こんにちは!

 

 

 

今回、皆様にご紹介するのは

I市H様邸修繕工事

~屋根瓦ズレによる雨漏り案件~

です。

 

前編・後編の2回に分けてご紹介させていただきます。

 

 

 

 

 

はじめに、現場調査を行った際の様子をご紹介いたします。

 

こちらが今回施工させていただいたH様邸の瓦屋根です。

強風により一部の瓦がズレてしまいました。

 

 

 

更に、強風で倒れた木が屋根に当たり、

瓦が破損しています。

 

このままでは雨漏りに繋がりますので、

どちらの屋根も早急な修繕が必要です💦

 

 

 

現場調査時に屋根瓦ズレ箇所の下(屋根裏内)を確認したところ、

雨染みの跡が発見されました。

 

 

 

更に、

雨漏りの雨水が柱を伝い、

玄関梁部分に雨漏り箇所が確認されました。

 

 

 

そしてもう一つ、

天井裏にハクビシンやアライグマなどの小動物の侵入があるとのご相談を受けました。

 

侵入箇所を探すべく現場調査を行うと、

軒天と瓦の取り合い部分から侵入していることが判明しました。

 

 

 

ですから、屋根瓦の修繕工事と共に、

こちらの小動物侵入口塞ぎ工事も施工することになりました。

 

 

 

 

 

さて皆さんは、

「瓦はメンテナンスフリー」なんて聞いたことはありますか?

 

ここで多くの方が勘違いしてしまうのが、

「瓦屋根そのものがメンテナンスフリー」だと思っていることがあります。

 

しかし、

実際はそうではありません💦

 

 

確かに、「瓦」という素材は古くから屋根材として今なお使われており、

メンテナンスフリーの実績があります。

 

しかし、

漆喰モルタル等の副資材と組み合わせて作られているのが「瓦屋根」であって、

「瓦」自体はメンテナンスフリーでも、

それら副資材の補修はしなければなりません。

 

ですから、

瓦屋根」については、

定期的なメンテナンスが必要となります‼

 

では、なぜ完全なメンテナンスフリーにならないかというと、

理由の1つにはルーフィングがあるからです。

 

ルーフィングとは

屋根内部に貼ってある雨漏り防止用のシートのことです。

 

この内部のルーフィングは20年頃から交換が必要な為、

屋根全体で考えるとメンテナンスフリーには出来ないのです。

 

 

また、

雨水の侵入を防ぐ為に瓦と瓦の間に詰める

漆喰が、

10年ほど経過すると徐々に粘着力が弱くなり、

時には剥がれ落ちてくることがあります。

 

ですから、漆喰の詰め直しも必要となります。

 

 

 

 

瓦屋根の修理方法は4種類あり、

現場の状況により最適な施工方法を決定します。

 

1.「葺き替え」

屋根瓦を全て新しくする方法です

 

2.「葺き直し」

下地を修理した後、元の屋根瓦を敷き直す方法です

 

3.「カバー工法」

既存の屋根の上に新規屋根を立てる方法です

 

4.「部分修理」

瓦の部分的な破損やズレを直す方法です

 

 

4つの修理方法のうち、

瓦屋根全体を修理するのが

葺き替え」「葺き直し」「カバー工法」なのに対し、

壊れ部分だけを修理するのが

部分修理」になります。

 

 

今回、H様邸では4つ目にご紹介した「部分修理」での施工となります。

 

 

 

 

瓦専用のシリコンで瓦同士をくっつけることにより、

本来は一枚一枚バラバラの瓦を一体化させることが出来ます。

 

それにより、ズレや剥がれ、更に落下の危険性を軽減することが出来ます。

 

だからと言って、

瓦全体にシリコンを打てばいいというものではありません💦

 

瓦全体がシリコンで塞がれた状態だと、

瓦内部に雨水が入ってしまった際、

逃げ道を失った雨水が瓦の下で溜まり、

雨漏りの原因になることがあるからです。

 

ですからシリコン打ちをする際には、

瓦の下に雨水が入ってしまっても、隙間から水が外へ抜けることが出来るように

シリコンを打つ箇所」と「水が抜ける箇所

の適切な処置を施さなければなりません。

 

 

 

 

 

 

続いて、

倒木により瓦が破損してしまった下り棟ですが、

既存の瓦材を一部撤去し、

その他一部は積み直して修繕工事を施工していきます。

 

 

そちらの様子は次回、

I市H様邸修繕工事

~屋根瓦ズレによる雨漏り案件・後編~

でご紹介させていただきます。

 

 

お楽しみに♪

 

 

 

 

 

 

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雨漏り調査修理アマモリトメル
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