BEFORE
AFTER
こんにちは!
前回に引き続き、皆様にご紹介するのは
K市S様邸雨漏りによる外装修繕工事
です。
前回は現場調査時の様子をご紹介させていただきました。
ご興味のある方は
「K市S様邸雨漏りによる外装修繕工事~屋根編~」
をご覧ください。
今回ご紹介させていただくのは
「K市S様邸雨漏りによる外装修繕工事~塗装編~」
になります。
それでは早速見ていきましょう!
皆さんは
シーリング(コーキング)
という言葉を聞いたことはありますか?
シーリングとは、
外壁サイディングボード同士の継ぎ目や、
建物の合わせ目や隙間などを充填することです。
防水性や気密性を維持するための目的で行われる工事です。
シーリングには弾力性を持たせる成分が含まれているため、
建物内への水の侵入を防ぐだけでなく、
地震などによる揺れの負担を緩和するなど重要な役割があります。
しかし、このシーリングには寿命があります。
一般的にシーリングの寿命は5年~10年と言われており、
寿命を迎えたシーリングは次第に弾力性が失われ、ひび割れなどの劣化が発生します。
劣化が進むと防水性が低下し、
雨漏りの原因の1つにもなります。
更に、
建物へかかる揺れの負担を緩和する機能も低下してしまうため、
外壁材のひび割れや剥離の原因にもなります。
ですから、定期的にメンテナンスを行い、早期に対応しましょう。
シーリングの劣化部分からサイディング内部に雨水が侵入したことにより、
サイディングの浮きが起きています。
サイディングの浮きや、反りの症状が起きている場合の修繕方法はおもに2種類あります。
軽度の場合・・・ビスや釘により固定
重度の場合・・・部分張替え、または全面張替え
今回は、ビスを打ち込むことでサイディングを固定しています。
そして、サイディングの浮き箇所の修繕後には、
原因となっている既存シーリング材を撤去します。
撤去した後、
マスキングテープにて養生を行い、
プライマーを塗布します。
養生を行うことにより、仕上がりがキレイになり、
プライマーを塗布することにより、シーリング材の密着性が良くなります。
このような工程を経て防水シーリングの打設作業を行い、
雨水の侵入を防いでいきます。
これで外壁塗装前の下地処理が完了しましたので、
次は
「外壁塗装作業」
になります。
塗装作業は
下塗り→上塗り1回目(中塗り)→上塗り2回目
の計3回の工程を経て完了となります。
この3回の工程にはそれぞれ役割があります。
「下塗り」
上塗り材の接着・定着を助け、塗膜に十分な耐久性を持たせる役割
「上塗り1回目(中塗り)」
塗料のシワや塗料が垂れることを防ぎ、塗装面をムラなく仕上げる役割
「上塗り2回目」
塗装面に十分な厚みを持たせ、見た目の美しさと共に雨風や汚れから外壁を守る役割
このように、それぞれ違う役割のある塗装作業を行うことにより、
綺麗な仕上がりとなります。
次は
「雨戸・戸袋の塗装作業」
です。
タワシやヤスリ等を使用して、
塗装部分の表面を薄く磨くケレン作業を行います。
この作業は、塗装部分に発生している錆や古い塗膜をこそぎ落として表面に微細な傷を付けることで、
塗膜が密着しやすい状態にするという目的があります。
続いて
「樋交換作業」
です。
今回の「雨漏りによる外装修繕工事」の原因となっている樋のズレ。
本来ならば軒樋から流れてきた雨水が集水器で集められ、
そこから竪樋へと流れるべき仕組みとなっています。
しかし、台風によるズレにより、
軒樋の穴部分から直接外壁を伝い雨水が流れてしまったため、各所の劣化が進み、
雨漏りの原因となってしまいました。
既存軒樋を撤去し、
新規部材と交換し、作業を進めていきます。
受け金具・竪樋も新規部材と交換しましたので、
雨水が直接外壁に流れる心配はなくなりました。
続いて
「ベントキャップ交換作業」
です。
大雨や、強風を伴う雨でも中に雨水が入らないように、
ベントキャップも新規の部材に交換いたしました。
外装修繕工事が完了した時点で、
「施工後散水テスト」
を行います。
散水テストを行うことにより、
確実に雨漏りを止めることが出来たのを確認してから、
次の作業へと進みます。
この続きは次回、
K市S様邸雨漏りによる外装修繕工事~内装編~
にて、ご紹介させていただきます。
お楽しみに♪
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雨漏り調査修理アマモリトメル
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